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No.25
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メタセコイアなのですが、梢端だけ残されて剪定されていました。針葉樹は頂芽優勢で、梢端が成長している間は、側枝の成長は抑制されて枝のままでいます。針葉樹は三角の樹形が多いですが、頂点の社長から社員に命令が下り統制がとられているかのようです。 しかし、ここは樹下にバラ園があったのです。メタセコイアが大きく茂ると日陰になってしまい、バラが咲きません。針葉樹の梢を切ると形は崩れます。その解決策として、梢端だけ残すという方法をとりました。 先端だけ残された姿はまるで社長だけ残された会社のようです。社長がいくらえらくても、社員がいなくては会社は運営できません。このメタセコアたちは、この先どうなっていくのでしょうか。正しくは、このような枝の切り方をせず、間引いて密度を下げるべきだったのです。(苗) |
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