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書籍紹介 |
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No.23
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ムクノキの幹が空洞になって、向こうが見えています。中が腐朽して無くなってしまい、まるでトンネルのようです。今は窓枠材(右上写真)で立っている状態です。しかしこのように大きな空洞ができても、この木は葉をつけてがんばっています。折れてしまいそうですが、この木はまだあきらめてはいません。 木は、毎年年輪を外側につけて成長します。古い材は無くなってしまっても、外側があれば生きていけるのです。外側の壁が厚くなれば立派な大木になる可能性だって、まだいくらかはあるのです。 人間は中身が大事ですが、木は中身より外側が大事なのですね。土壌環境をもっとよくして、根を伸ばし、幹の成長を助けることができるのではないかと思いました。(苗) |
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